キャリアに自信がない。でも転職したいなら『製造業』がおすすめ!その理由とは?

私は10年「技術者派遣」で働いていましたが、転職を考えたとき「派遣」という肩書きに自信がありませんでした。

私と同じようにキャリアに自信がない人の中には

どの職種なら自分は採用してもらえるのか?

どの職種を選べばいいのか分からない。

と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

そんな人に私は『製造業』への転職をおすすめします。

製造業は『未経験でも転職しやすい』業種のひとつであり、異業種からの転職者が数多くいる業界なんです。

「技術者派遣」だった私を「正社員」として採用してくれました。現在は『リーダー(管理職)』のポジションに就くことができました。

また、製造業は「工場で汗水流す仕事」「暗くて環境が良くない」といったイメージを持たれている人も多いと思いますが、会社によって職場環境も違い「きれい」「空調が整っている」「広い」「明るい」ところも数多くあるんですよ。

この記事では、製造業の『仕事内容』『メリット』『デメリット』また『やりがい』や転職する際の『ポイント』を紹介していきます。

なぜ未経験でも転職しやすいのか

製造業の仕事は、ほとんどがマニュアル化されており未経験でも挑戦し活躍できる環境が整っています。

作業の効率化のため手順が決まっており、一定の品質を確保できるように工夫もされているので、一見難しそうな作業に見えてもマニュアルに沿って作業すればいいので安心して働けます。

また、いちから教育する方針の職場が多いので社内教育が充実している企業も多く、必要な資格であれば取得にかかる費用を援助してくれる企業だってあります。

製造業は「職種」「業務内容」が様々あります

製造業といっても、その中で職種がいくつも分かれており仕事内容も異なります。

経験を積み重ね、さまざまな職種へ挑戦しステップアップすることも可能です。

企画・研究開発

商品の企画構想をします。市場調査を行って他社との差別化を図りどんな商品にするのか企画を練っていきます。製品を開発するには最新の技術を取り入れたり品質向上のため研究したりします。

設計

企画や開発の商品を設計する仕事です。図面の作成やCAD操作といったスキルが必要となってきます。

自分のアイデアを反映し形にしていくことができるため、責任とやりがいを持って業務に取り組むことができます。

加工・組立

機械化が進んでいる製造業ですが、まだまだ人の手が必要な作業も多く存在します。人の手でしかできないような細かな作業や傷をつけてはいけない製品などが該当してきます。

加工では部品や製品を作るための『切削』『叩く』『磨く』などの工程があります。業務によっては『資格』が取得でき『技能』も身につきます。

組立ては、ベルトコンベアで運ばれてくる材料やパーツを組み立てていく作業です。
 
製造業において、加工・組立ての工程にもっとも人員が割かれる傾向があります。マニュアル化されている工程が多く未経験でも挑戦しやすい職種です。

加工・組立工程の知識や経験があれば、他の職種への挑戦がしやすく活躍できる可能性が高いです。

検査

出荷前に製品の品質を目視や検査機で検査する仕事です。でき上がった商品の外装に異常はないか、商品が伝票と間違いがないかといった工程もあります。

品質管理

品質を管理する工程です。出荷する前に品質に問題がないかを検査したりします。規格をクリアしているか動作に問題ないかをチャックするなど、目立つ業務ではありませんがとても重要な業務です。

生産管理

生産のスケジュールや生産速度といった製造全体が円滑に進むようにコントロールする役割です。

生産量の調整や必要な材料の在庫を管理し、調達や供給といった仕事もあります。

軽作業

製品を出荷するために必要な仕分け作業や梱包作業のことを軽作業といいます。

作業そのものにスキルは必要ないので未経験の求人も多くあります。会社によっては素早い作業を求められたり、箱詰めする順番を工夫したりと様々な対応が求められます。

荷物を運んだり仕分けたりと細かなサポート業務ですが、ものづくりを効率的に行うために欠かせない仕事です。

営業

自社の製品を取引先に売り込む仕事です。また、顧客のニーズやトレンドを企画に伝えて製品に反映させたりするしごともあります。

どんなに良い製品でも、営業が売り込めなければ大きな成果はあげられません。なので営業は歩合給の会社が多く、頑張り次第で大きく稼ぐことができます。

製造業は職種が様々あります。『研究開発』『設計』『品質管理』といった職種は、ある程度経験が必要となってきます。

その他の職種は未経験でも挑戦できるため、まずは経験を積んで『知識』『スキル』を身につけていきましょう!

製造業で働くメリット

製造業は3K『きつい』『くさい』『汚い』のイメージもたれる人が多いかもしれません。ですが今では仕事の負担も少なく職場環境が整っている会社だってたくさんあります。

ここでは製造業で働くメリットを紹介していきます。

スキルが身につく

製造業では『専門の知識』『専門の資格』『実務経験』『リーダー(管理職)の経験』といったスキルが身につけられます。

専門知識を身につけ、必要な資格を取得してキャリアアップすることもできますし、実務経験を重ねて、リーダーや指導者といった管理者になってキャリアアップすることだって可能。

スキルを身につけることで『会社で上を目指していく道』もありますし『転職を有利に進める』ことだってできるんです。

私の経験

未経験で入社し1~3年目まで加工の業務を基礎から学び、4年目から『ラインの班長』を務め後輩を教育。6年目から全ラインを統括する『現場リーダー』を務めることになりました。品質管理や生産管理との調整をしたりと、自身のキャリアアップを果たすことができました。

大きな年収アップも可能

未経験で採用される業種の中でも製造業は平均年収が高い方です。

製造業は職種が、さまざまあり『研究開発』や『設計』『品質管理』といった業務は高収入が期待できます。スキルを身につけ高収入の職種を目指していけば大きな年収アップも可能なんです。

また加工や組立、検査でも作業者をまとめる「リーダー(管理職)」になることで収入を上げていく方法もあります。

管理職から会社の経営に携わる『幹部職』になる人だってたくさんいるんですよ。

私の経験

管理職になったことで基本給も上がり『役職手当』もついて、収入がUPしました。

改善・工夫ができる

製造業は『単純作業』『流れ作業』が多いと思われがちですが、実は思考力が必要な作業工程も数多くあります。課題を達成するために試行錯誤を繰り返し、改善点を見つけだしていく重要な工程だってあるんです。

同じ作業が繰り返されがちな製造業ですが、自分自身の工夫次第で生産性を向上させることもできます。

工具の置く位置を変えてみる、身体の向きや姿勢を変えてみるなどちょっとした工夫で、作業が効率化されたり作業自体が楽になることで会社から評価もされますし、やりがいだって感じることができます。

私の経験

担当していた作業の改善に取り組み、生産性が上がったことで評価され役職に就くこともできました。

福利厚生が充実している

工場の稼働時間が決まっていて定時で帰れる会社も数多くあります。また休日が『土日休み』の会社が多く『長期休暇が長い』会社が多いこともメリットです。

寮や社宅が準備されている会社や、機械操作『オペレーター手当』や管理職『リーダー手当』といった手当も充実しています。

他の業種と比べると、製造業は稼働時間や休みのバランスが良い「ストレスに繋がりにくい」職場環境が整っています。

製造業で働くデメリット

人によって製造業で働く上でデメリットと感じる部分もあります。

体力がいる

職種や作業工程また会社によって『重いものを取り扱う業務』『立ちっぱなしの作業』『作業環境が悪い(暑い・寒い)』と体力が必要になってくる場合もあります。

事前に確認する

体力に自信がない人、暑い・寒いところが苦手な人は特に作業内容を確認して自分が働けるのかを事前に確認しましょう。

流れ作業が退屈に感じやすい

流れ作業が続くと退屈に感じてしまいがちです。時間の経過も遅く感じてしまいます。

また働き始めの頃は、仕事の種類が限られてきますので特に退屈に感じやすい傾向になります。

改善点を探す

初めは業務を覚えることに集中し、慣れてきたら改善点や工夫できるところを探していきましょう。製造業では「改善できる」「工夫できる」人材を特に必要としている業界です。自分の評価UPのためにもそういった視点で業務に取り組んでいくことが大切です。

生活が不規則になりやすい

交替勤務の場合、日勤や夜勤を交互で働いていかなければならないので、生活スタイルが不規則になってきます。慣れるまでに体調を崩す人も多いです。

健康面に配慮する

慣れるまでは健康に十分配慮していきましょう。夜勤で働くことに向いていない人もいるので、そういった人は日勤の業務の仕事を選んでいきましょう。

製造業のやりがいとは

効率よく作業できると評価される

経験を重ねてくると、時間がかかっていた作業も効率よく仕事を行うことができるようになってきます。

製造業は利益を上げるために同じ時間内でひとつでも多く商品を作ることができるのかが重要です。

そのため、作業を効率良くできるようになると会社から評価してもらえ、それをやりがいと感じるようになります。

会社の目標達成するための工夫を考える

製造業は生産性の向上や効率化を目的として目標を設定している会社が数多くあります。生産ラインごとに目標を立てているところもあります。

自分のラインの目標を達成するため、改善や工夫をして達成できた時にやりがいを感じるようになります。

自身のスキルアップを実感できる

製造業は「時間」「製品数」「ミスの回数」が結果が数字として見えやすい仕事です。

なので「時間を短縮して作業を終えることができるようになった」「ミスの回数が減っている」など自分がスキルアップできていることが実感しやすく、それがやりがいにも繋がります。

製造業へ転職する際のポイント

製造業へ挑戦するにあたってのポイントや注意点を紹介します。

志望動機を明確にする

まずは「なぜこの会社で働きたいのか」「なぜ転職したのか」「転職して将来なにがしたいのか」「自分は会社に何を求めているのか」といった、志望動機や転職理由を明確にしてください。

これまで培ってきた「スキル」や「経験」を、どう活かせられるのかを会社にアピールすることが採用されるために必要になってきます。上手く伝えられれば未経験でも採用されます。

自分の強みや弱みを把握しなければ、会社にアピールすることなんてできませんよね。まずは自分を知るために自己分析をしましょう。

「自己分析ってどうやるの?」という人に『簡単に実践できる自己分析のやり方』を紹介しています。↓

大手転職サイト『リクナビNEXT』では自己分析を診断できる「グッドポイント診断」というコンテンツがあります。

こちらで、私のレビュー記事を紹介しています。非常に信頼性が高いコンテンツなのでぜひ利用してみてください。↓

自分の将来像を考える

自分が「将来どんなキャリアを積んでいきたいのか」を考えておくことはとても重要です。

例えば、将来的に「技術職のプロ」を目指していくのか、後輩や部下を育てる「リーダー職」を目指すのか、会社に経営に携わっていく「幹部職」を目指していくのかということです。

会社をきちんと調べる

製造業の求人は好条件で募集していることが多く、条件が良い会社によっては「仕事量が多く過酷」「きちんと教育してくれない」「職場環境が悪い」といったこともあります。

なので、いろんな手段を使って会社の情報を調べていかなければ、転職に失敗してしまう可能性があります。

また、自分が望むキャリアを目指すことができる会社なのかをきちんと調べることも大切です。

転職エージェントを利用して会社の情報を教えてもらう

転職エージェントは無料で利用できる転職支援サービスです。

転職エージェントは求人の募集条件を決めるために人事担当者の他に現場の担当者また企業の経営層と話をする機会が多く『社風』や『雰囲気』など求人サイトや企業のWEBサイトでは知りえないリアルな情報をもっています。

自分で調べる

『転職サイト』で気になった会社の求人情報を自分で調べていきます。

転職活動で転職サイトを利用することは必須です。無料で利用できるので登録をしていない人は、まず登録をしていきましょう。

しかし、転職サイトに載っている求人情報だけでは足りません。

気になった会社のホームページを確認して「どういった商品を作っているのか」「競合他社はどれくらいか」「売り上げはどれくらいか」など、求人情報だけでなく会社の情報も知っておくことも大切です。

私は気になった会社は応募していきました。そして『面接』と『社内見学』をさせてもらい、自分の目で判断していったんです。

こちらの記事で私の経験をもとに『社内見学で必ずみるべきポイント』を紹介しています。

「職場環境」「仕事内容」「職場の雰囲気」など、自分の目でみることで『自分がこの会社で働いている姿が想像できるのか』が重要なんです。

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転職サイトに登録をすることで、新着求人の情報を随時通知してもらえます。魅力的な求人を見逃してしまわないためにも『転職サイト』の登録は必ずしておきましょう。

まとめ

私は「技術者派遣」を辞め、未経験の製造業へ転職しました。

未経験でも挑戦できる「加工業務」から始め、転職して6年目で全ラインを統括する『リーダー(管理職)』を務めることができ、キャリアアップも果たせました。

キャリアに自信がなかった私でも、転職に成功できたので『製造業』は、転職しやすい「挑戦しやすい」業種だといえます。

やりがいある仕事でもあるので、ぜひ『製造業』に挑戦してみてください!

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