こんにちは。『のい』と申します。
妻と娘、愛犬と生活をしている37歳です。
10年間「技術者派遣のエンジニア」として愛知県の大手企業に勤務し、現在は地元中小企業で正社員として管理職に就いています。
アウトソーシング業界(技術者派遣)で仕事をするってどう思われますか?
正直、派遣より正社員で働きたいと思いますよね?
だって、問題がなければ定年まで働けますもんね。
でも待ってください。アウトソーシング業界での働き方は個人の価値観によって180°代わります!
・アウトソーシング業界(技術者派遣)は止めた方がいいのか・・「入社しない」
・アウトソーシング業界(技術者派遣)は辞めた方がいいのか・・「転職する」
当ブログでは技術者派遣を10年、その後正社員で6年働いている私が、上記のような悩みや不安を少しでも取り除けるよう技術者派遣での働くための『3つの心得』を紹介します。
ご参考になればうれしいです。
なんでアウトソーシング業界(技術者派遣)で働くの?
そもそもなんで、就職先をアウトソーシング業界にしたのか・または検討しているのでしょうか。きっと【選択肢がなかったから】ではないでしょうか。
- 他に良い給料の求人が無かった。
- エンジニアになりたいけど正社員では採用されなかった。
- 学歴がなくて正社員には採用されなかった。
1986年に労働派遣法が制定されました。諸外国の価格競争に晒されていた日本の輸出産業は、労務費の圧縮を避けられなかったのです。
その後1993年にパートタイム労働法が制定され、日本経営の特徴であった「年功序列制度」と「終身雇用制度」を放棄し、正社員を減らしいつでも解雇できる非正規社員を増やしていきました。
企業も労務費の削減から正社員での採用を減らしている状況です。
本当は誰だって正社員がいいはずですが、選択肢が少ないのが現状になります。
しかし、私はアウトソーシング業界(技術者派遣)で働いた10年は無意味ではなかったと考えています。実際に仕事は楽しく、キャリアの蓄積ができ次のステップを踏むことができました。
アウトソーシング業界での働き方を体験談を交えて記事にしていますので、参考にしてみてください↓
アウトソーシング業界で働くための『3つの心得』
現在、アウトソーシング業界で働いている人・働こうと思っている人に、知っておいて頂きたい『3つの心得』を10年間の経験をもとに紹介したいと思います。
アウトソーシング業界(技術者派遣)特有の悩み・不安がでてくる
技術者派遣とは、提携先企業に人材を派遣し、エンジニア力を提供する代わりに報酬を得ます。
そのシステムにより特有の悩みや不安が発生してきます。
- 定年まで働けるか分からない。「派遣切りに合うんじゃないか」
- 勤務地・所属チーム・仕事内容が変わる可能性が高い。
- 人間関係による不安。
上記のような悩みや不安が常に付きまといます。
しかし、よく考えてみてください。
この悩みって、正社員であったとしてもありませんか?
今の時代、『正社員』であっても定年まで働ける保証はもうありません。
事実、世界トップ企業のトヨタでさえ『終身雇用制度』の限界発言。他にも、日立やソニーなど大手企業による年功序列制度の廃止を発表しています。
転勤することもあれば、単身赴任することだって『正社員』でもあります。
また、部署などの異動により仕事内容の変更もあります。
何も悲観することはありません。
ただ必要なのは、自分自身の『将来を見通しておく』ことです。
アウトソーシング業界(技術者派遣)で働く人は将来設計が必要
アウトソーシング業界(技術者派遣)で『働いている人』・『働こうと思っている人』は、数年後どうなりたいかを意識してください。
私の場合、大手製品製造会社の開発業務に10年間携わり知識・経験・資格を蓄積した結果、31歳の時に中小企業へ転職し正社員になりました。
私の先輩の場合、現在もアウトソーシング業界でエンジニアとして活躍しています。勤務歴は20年以上です。
将来自分がどうなっていたいかと道筋を立てることができれば、若いうちからキャリアを積むなど、何をしなければいけないか分かってくるはずです。
残念ながら、アウトソーシング業界で定年まで働き続けることは難しいです。
ですが、アウトソーシング業界(技術者派遣)は大手企業の中で経験を積めることがメリットです。
大手企業で得た知識や経験は、今後の自分の大きな『武器』となります。得た武器をもとに、自分がどうなりたいか将来設計をしておくことが必要です。
自己投資(市場価値)を上げる
上記でも説明しましたが、技術者派遣は、自分のエンジニア力を提供する代わりに報酬を得ます。
なので、報酬(給与)を上げるためにも幅広い知識や経験の他に『資格の取得』も必要となってきます。
資格があることで、派遣先企業へのアピールとなります。また担当する業務の幅も広がります。
自分に投資をすることは決して無駄にはなりません。
良い給与をもらうため、目指したい業務に就くためにも、『自己投資』は積極的にしていくことです。
アウトソーシング業界(技術者派遣)で働き続ける方法
意外にもアウトソーシング業界(技術者派遣)での働き方に慣れたら居心地がよくなり、「長く働き続けたいな」と考える人もいます。
- マネジメント業務をしたくない。
- 自分のスキルを評価してほしい。
上記のような人はアウトソーシング業界に向いています。
その為には、『あなたが必要だ』と提携先企業に契約を持続してもらう必要があります。
そう思ってもらう為にはどんなことに取り組めばいいのでしょう。
キャリアを構築する
アウトソーシング業界(技術者派遣)では、派遣先の企業によって、さまざまな『職種』『業種』に携われるため、幅広い知識を身につけることができます。
また、この業界は『教育制度』が充実しています。スキルを身につけるために、場合によっては自分でお金を払ってスクールに通ったり教材を購入したりしますよね?
それを、この業界は積極的に支援してくれます。なのでフル活用してください。
派遣先の企業では『いろいろな知識を持っている』『経験している』ことで、違った角度からアドバイスを求められることがあります。経験をたくさん積んでいることで『頼られる存在』『いないと困る存在』になることが重要なんです。
資格取得を積極的に行う
あなたの市場価値を上げるためにも資格取得は積極的にしておきましょう。
資格取得の支援やサポートもこの業界は積極的にしてくれます。
また最悪、転職を余儀なくされた場合に資格を取得しておくと、どの職種に転職できるかなど選択肢を広げることができ安心材料になります。
アウトソーシング業界(技術者派遣)から正社員へ転職する方法
正社員でも定年までの働き続ける保証はないといっても、まだ派遣より働き続けられる可能性があります。
なので、年齢を重ねるにつれ「この業界で働き続けるか」「転職した方がいいのか」と悩み、私は悩んだ結果、31歳で地元中小企業(正社員)への転職を決断しました。
こちらの記事で『アウトソーシング業界から(正社員)へ転職することができた』私の実体験を紹介しています。
私と同じように悩んで苦しんでいるあなたの少しでもお役に立てればと思います。
すぐに転職するつもりがない人も『転職サイト』への登録をおすすめします
技術者派遣で働いている人の中には
- いつか転職はしたいけど、「まだいいかな」と思っている。
- 今は技術者派遣で、「スキルを構築していきたい」と考えている。
- 今の仕事は大変だけど、「転職するほどでは無いかな」と思っている。
など、すぐに転職する気がない人もいると思います。そんな人にも、私は転職サイトを登録することを強くおすすめします。
私は転職サイトに登録したことによって、将来への漠然と感じていた不安が解消されました。仕事に対する姿勢も変わってきたんです。
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転職サイトはいくつも登録する必要はありません。大手転職サイトを登録しておけば間違いありません。
アウトソーシング業界(技術者派遣)で働くことは決して悪くない
初めにお伝えしましたが、
アウトソーシング業界での働き方は個人の価値観によって180°代わります!
当ブログを通じて、アウトソーシング業界(技術者派遣)で『働いている人』『働こうか悩んでいる人』のお力になれればと思っています。
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