求人情報を見ていると、『〇〇未経験者歓迎!!』『未経験者から始められる〇〇!!』『未経験者や〇〇に興味がある方歓迎!!』『未経験から目指せる〇〇!!』って載っている企業ってたくさんありませんか?
私は中部地方に住んでいますが、ある求人サイトで職種を決めずに『未経験者歓迎』で検索すると、なんと、約3,000件の企業が求人を募集してるんです。
職種をエンジニア(機械、電気全て含む)に絞っても、約300件もあるんですよね。
今と比べると昔は、もっと少なかったような記憶があります。
私は現在37歳ですが、31歳の時に転職をしました。求人サイトから自分で調べて応募したんです。
それも『未経験者歓迎』を募集している中小企業へ。
『未経験者歓迎』 ・・・最初はやっぱり悩みましたよ。 だって『本当に未経験でも応募してもいいの?』『未経験でも仕事できるの?』『年齢制限はないの?』『未経験での転職は成功できるの?』とか、不安に思う事たくさんありましたから。
でも、同じ職種でのキャリアアップは難しかったので、だったら『未経験でも新しい職種に挑戦してやるぞ!』と決意しました。
そんな私の経験上、『30代でも未経験職種への転職』は成功できます!!
でも、なかなか大変なこともあるんですよね。
転職活動で『未経験者歓迎』を候補にいれようか悩んでいる方、迷っている方。また挑戦しようと思っている方に、30代で未経験の職種への転職を『成功させるポイント』『注意しないといけないポイント』などを紹介していきます。
この記事を読んで参考にして頂けたらと思います。
未経験者歓迎にも種類があります
未経験者歓迎 = 誰でもいい訳ではありません。
求人を募集する企業によって『未経験者歓迎』の意味は違ってくるので、求人を探すときは自分がどこに当てはまるのかをきちんと調べることが大切です。
未経験者歓迎
業界・業種ともに経験したことがない完全な未経験者を歓迎していること。
例えば、製造業の人が営業職に応募する。
職種未経験者歓迎
同じ業界に属しているが業種が違うこと。
例えば、IT業界のシステムエンジニアからWebデザイナーに応募する。
業界未経験者歓迎
業界は違うけど職種が一緒のこと。
例えば、営業職の応募要項に【業界未経験者歓迎】と書いてあれば、どんな業界でも営業経験があれば応募ができる。
30代で未経験職種からでも成功できる!
『立ち仕事』も『力仕事』もしたことがない『製品評価や設計業務』しかやってこなかった私が、未経験の『製造業』へ挑戦をし、6年目の現在『管理職』を務めています。
『幹部候補』で採用してもらいましたが、やはり最初は基本的な作業や、機械の操作も覚えないといけません。これが思ったより体力を使いました。(´;ω;`)
しかし、ものづくりに興味があって製造業への転職を決意したからには頑張らなくてはいけません。
頑張った結果、『管理職』となりキャリアアップも果たせました。
やっぱり未経験職種の転職に挑戦するのは大変ですよ!年齢的な不安もありますし。
でも、成功できます!!
30代だから転職は厳しいとか、もう手遅れと思わず挑戦し頑張っていきましょう。
私も頑張っています!!
成功させるための『5つのポイント』
成功させるための『5つのポイント』を紹介していきます。
- この企業がなぜ未経験者を採用するのかを調べる。
- 自己分析やキャリアの棚卸をする。
- 転職理由を明確にする
- 『30代活躍中』の求人を探す。
- 中小企業から探す。
この企業がなぜ未経験者を採用するのかを調べる
『未経験者歓迎』の募集をしている企業で、気になった企業が見つかった時は、仕事の内容や企業が求めている人材をもとに『なぜ未経験者を募集しているのか』『自分がこの企業でやれるのか』をきちんと調べることで『自分に合っている求人』『応募してもいい求人』を判断することができます。
ちゃんと調べておかないと応募しても選考で落ちたり、面接して落ちたりとメンタルやられます。
自己分析やキャリアの棚卸しをする
『自分がこれまで何の仕事をしてきたのか』『どんな実績を積んできたのか』『実績によって身についた知識や経験はなんなのか』を書き出しまとめていきましょう。
もしアピールする部分が弱いな・足りないなと感じた場合は、今の会社で経験を積んで転職活動をするのもいいと思います。
例えば『後輩の教育を担当してみる!』『新しい仕事の責任者をやってみる!』などをすることで自分の価値を高めることができるはず!
自己分析ってどうやるの?って思っている人は、こちらの記事で自己分析のやり方を紹介しています。あわせて読んでみてください。↓
あなたは『自己分析』できていますか?転職活動に役立つ『自己分析のやり方』
転職理由を明確にする
自分の実績や経験をどう活かして活躍をしたいのか、またどう実現したいのかなどといった『仕事への熱意』や『積極性』をきちんとアピールすることが大切です。
ここがきちんと明確でなければ、企業から『また転職してしまうのでは』『すぐに辞めてしまうのでは』と警戒感をもたれてしまうおそれが・・・。
また『新しい事をどんどん学びたい』『早く戦力になりたい』といったアピールも積極的にしていくといい印象を持たれますよ!
『30代活躍中』の求人を探す
『30代が活躍中』『30代歓迎』と記載されている求人は30代を積極的に採用している企業の可能性が高いです。
30代を募集している企業は、教育や資格取得などのサポート体制がしっかりとしている企業が多いので求人を探すときは気にしてみた方がいいです。
やはり、同年代の転職者の方『同志』がいた方がいいですよね。
中小企業から探す
中小企業は、人柄重視で採用している企業も多数あります。キャリアや実績に自信が無い方は中小企業から求人を探すといいです。
『学歴は高卒』『転職も3回目』『キャリアも自信がない』私は、大企業は諦めて中小企業を徹底的に調べました。
転職して自分の頑張り次第でキャリアップする可能性が高いことも魅力のひとつです。経験者は語ります!!
こちらの記事で『中小企業への転職』について詳しく紹介しています。あわせて読んでみてください。↓
30代で未経験職種でも『即戦力』を求められます
酷な話になってしまいますが、いくら未経験であっても企業が30代の転職者に求めるのは、やはり『即戦力』。
『企業の業績アップに貢献』『管理職や管理職候補として企業の中核を担う存在』になってほしいと考える企業が多いんです。
未経験での転職を成功させるうえで、ここが難しいポイント。もし仕事を覚えるスピードが20代の子と一緒だとしたら、間違いなく20代を採用しますしね。
30代はある程度のスキルや経験があるので、若いころと同じような仕事の覚え方や進め方ではいけないのです。
未経験職種の転職は『ポータブルスキル』がとても重要です
『ポータブルスキル』・・・?
これって働いたことがある人は、みんな持ち合わせてるんですよ!
この『ポータブルスキル』について説明していきますね。
ポータブルスキルとは
ポータブルスキルとは・・・職種や業種にかかわらず、どんな仕事でも通用するスキルのこと。『持ち運び可能なスキル』という意味。
『専門技術・知識』『仕事の仕方』『人との関わり方』の3つの項目が基準になります。
専門技術・知識
英語など外国語が話せる、読める技術を有する人材は市場価値が非常に高いです。また業界に対する理解が深ければ他業種でも知識や経験を活かせる可能性がある。
仕事の仕方
仕事の効率化、スムーズに作業を進める能力は、どの職種や業種にも必要ですよね。
課題を明らかにする能力
仕事を効率的に進めるためには課題を明らかにすることは大切です。情報収集や分析を行うことで現状を把握する能力が必要になってきます。
計画を立てる能力
課題を設定したら、達成するための計画を立てなければいけません。目標の数値や期間を具体的に決めることが大切です。
実行をする能力
課題を解決するためには、実行力も必要になります。自分の役割だけでなく、関わるメンバーのスケジュールの管理やイレギュラーが発生した時の対応が臨機応変にできるのかも大切です。
人との関わり方
仕事をする上で人と関わらない仕事はほとんどありません。『社内』『社外』『上司』『部下』に関係なく円滑にコミュニケーションがとれるのかが大切になってきます。
また、リーダーみたいに自分の主張を持って相手を納得させたりメンバーに的確な指示がだせる能力や、相手の意見や要望をしっかりと聞き配慮する能力も必要です。
専門技術や知識は難しいかもしれませんが、仕事の仕方や人との関わり方は、社会人経験がある人はみんな備わっているスキルだと思っています。
企業が未経験の求職者を選考するときにも、この『ポータブルスキル』に注目してることが多いんで、私みたいに『ポータブルスキル』をフル活用していきましょう!!
こちらの記事で私がやっているコミュニケーション術も紹介しています。
職場での人間関係に悩んでいる方!!合わせて読んでみて下さい。↓
職場で良好転職後、新しい職場で良好な人間関係をつくるために必ずやるべき『4つ』のポイント
30代の未経験職種へ転職で注意したい『4つの注意点』
年収は下がりやすいです
同業種からのキャリアアップは年収が上がる可能性が高いと思うんですが、未経験の転職だと初めは、間違いなく年収は下がってしまいます。
ですが、年収に絞って転職先を選ばないほうがいいです。昔の私みたいに後悔することがあります。『初めての転職』はこれで失敗しました・・・『仕事の仕方』『人間関係』が最悪でした。
たとえ一時的に年収が下がってしまい辛い時期があると思いますが、仕事で評価を上げれば将来的に大幅な昇給が望めます。
ちなみに、私は転職した初年度の年収は約80万円下がったんです。(´;ω;`)
ですが、2年目には前職の年収の92%まで戻り、4年目には前職の年収まで戻ることができました。
現在コロナ禍で十分に残業が出来ませんが年収は前職と同等にもらってます。コロナ禍でなければ年収は前職を越しているんですけどね。
転職活動は時間がかかるかもしれません
『未経験者歓迎』と募集していても、30代ということで20代に比べると選考に落とされてしまう確率は高くなり、経験者が応募していた場合は、間違いなくそちらが採用されます。
これは、しょうがないですよね。企業が決めることなんで(´;ω;`)
そのために、可能な限り応募数を増やすことにしましょう。
在職中に転職活動をしましょう
転職活動は時間がかかるかもしれません。仕事を辞めてから転職活動をしてしまうと、もちろん給料もありませんので貯金も減ってきます。
経済面や精神面の焦りから急いで転職先を決めてしまいその結果、転職活動自体が失敗してしまうおそれがあるので、転職活動は必ず在職中にするようにしましょう。
家族に相談しましょう
転職をすることは、家族にも大きく影響を及ぼします。
転職を考えた時には家族に相談しましょう。
奥さんは『家のローン』や『車のローン』『子供の教育費』など『生活費』はどうするのか心配をします。また『体は大丈夫かな』『人間関係はうまくやっていけるかな』とあなたの心配もしています。
なので、奥さんにまず相談をして下さいね。↓
転職【転職を『嫁』に反対される人必見!】 ここを直すだけで転職活動がスムーズに進められます
これをすると失敗してしまいます
志望動機があいまい
志望動機があいまいだと、企業からは受け入れてもらえません。『心機一転したい』『今の仕事が嫌だから』『この仕事は楽そうだから』は絶対NGですよ。
もし『給与面の不満』があったとしても正直に言わないで、例えば『しっかりと実績を評価してもらえる企業で実力を発揮していきたい』みたいに伝えてみて下さい。
前職の不満を発言するのは、いい印象を持たれませんからね。
企業を調べきれていない
企業が求めている『未経験』の意味を調べていないと、応募しても選考にすら落ちてしまいます。
自分に合っている求人か?も、きちんと調べていない企業へ転職してもうまくいかないので、成功させるためにもしっかりと調べておいて下さい。
職種や業種になやんだら
将来を想像してみる
〇〇歳にはどういう人物像になっていたいか想像してみるといいかもしれません。『管理職』としてやっていきたい。『職人』になりたい。『エンジニア』になりたい・・・とか。
『〇年後にマイホームを買いたい』『〇年後に新車を買いたい』そのためには『〇〇歳で月給はいくらか年収はいくらないといけないのか』と想像すれば、目標もたてやすいと思います。
自分が向いている仕事から探す
仕事で成功した『体験』『経験』から『自分に向いている仕事』『得意な分野の仕事』から選ぶのもいいかもしれません。
例えば『自分は黙々と作業をする仕事が好き』『人と接する仕事が好き』・・・とか。
希望条件を決める
転職先を探す上で希望条件をあらいだして、そこから優先順位をつけていきます。
『福利厚生』『通勤距離』『月給』『休日数』『転勤の有無』・・・とか。
転職エージェントを活用しましょう
仕事をしながらの転職活動はなかなか大変です。そんな時は、転職エージェントを活用してプロの力を借りてみましょう。
まとめ
30代の転職、しかも『未経験の職種』へ挑戦するのは、やっぱり大変な事が多いです。
でも、成功できます。私がそうでしたので、安心してください。
私は30代の未経験職種への転職は全く遅くないと思っています。転職できる年齢に限度はないので転職に悩んでいる方は、積極的に転職活動を始めてみて下さい。
では
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