
「アウトソーシング業界」「技術者派遣」で働いている人の中には、派遣を辞めて『正社員』への転職を考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし

そもそも派遣社員から正社員になれるのだろうか?

派遣社員から正社員へ転職した人の経験談を知りたい!
と、実際に派遣社員から正社員へ転職した人の体験談の『ブログ』があったら読みたいですよね。
私は10年間勤めていた「技術者派遣」を辞めて、未経験でしたが製造業の『正社員』へ転職できました。31歳の転職だったので決意と覚悟が半端なかったです。(´;ω;`)
今では『管理職』を務めることになり、キャリアアップも果たせました。
結論をいいます。派遣社員から『正社員』への転職は可能です!
私のように「自分のキャリアに自信がない人」や「年齢に不安を持っている人」でも転職できます。
この記事では、私が『派遣社員から正社員に転職するまでの体験談』を紹介していきます。
- 『正社員』への転職を決意した理由。
- 転職を失敗させないために取り組んだこと。
- 転職活動をする。
- 無事に転職が決まったら退職の準備をする。
ぜひ参考にして頂けたらと思います。
技術者派遣から転職を決意した理由

環境の変化
私は仕事内容も結構好きで大変なこともありましたが充実した日々でしたが、10年間、勤めている間に結婚をしてマイホームも購入。子供も産まれ、自分の置かれている環境がガラリと変わったことで転職を考えるようになりました。
決意した理由は ”転勤”
一般の企業でも転勤はあります。しかしアウトソーシング「技術者派遣」はどの職種より転勤の可能性が高い業界です。自宅から通えない勤務地へ異動の可能性だって十分ありえます。
単身赴任が絶対に嫌だった私は転職を決めました。家族と離れたくなかったんです。(´;ω;`)
技術者派遣の転職理由とは
私と同じ「転勤が嫌だ」という理由で転職を考える人もいれば、
- 「派遣社員」という将来の不安。
- 年齢を重ねるごとに転勤や異動の不安。
- 同年代とのキャリアの差。
- 給与が低い。「給与が上がらない」
- 上司からのパワハラ。
などいった不安から転職を考えている人も多いと思います。年齢を重ねるにつれて「派遣社員」への不安や悩みは大きくなってくるものです。
転職を失敗させないために取り組んだこと

『正社員』へ転職するからには失敗したくありません。
実はすでに『2回』転職している私は『3回目』の転職に対する「不安」や「怖さ」があり、なかなか転職に踏み出せませんでした。(´;ω;`)
- 転職が上手くいくのか不安。「30代での転職」
- 何の仕事ができるのか。「キャリアに自信がない」
- 家族への影響。
- 給与が下がることによる生活面での不安。
- 転職先での人間関係への不安。「職場に馴染めるのか」
転職への「不安」や「怖さ」の中で、失敗しないようにひとつずつ取り組んできたことを紹介していきます。
転職が上手くいくのか不安

30歳での転職だったので、20代の転職の時より険しい道だと覚悟してました。
「面接に落とされるんじゃないか」「書類選考すら通らないんじゃないか」「そもそもほかの会社に必要とされているのか」など、マイナスなイメージしか持てませんでした。
取り組んだこと:転職サイトで求人を調べてみた
転職サイトで求人している会社がどれくらいあるのか調べてみました。
求人を閲覧するだけなら「転職サイト」への登録はいりません!
- 30代でも採用
- 未経験でも採用
- 学歴は高卒以上
調べてみると、求人企業の数にビックリしました。「30代」や「未経験」でも募集している企業が多いことがわかり『挑戦できるんじゃないか』と光が見えたんです。
何の仕事ができるのか

私は技術者派遣社員で10年間働いてきて、さまざまな職種を経験してきましたが、どれも『経験年数が浅く』自分のキャリアに自信が持てなかったんです。
自分は「何ができるのか?」「何がしたいのか?」も分からず、「これはできるかな」「苦手かな」と自分のスキルも漠然としていました。(´;ω;`)
取り組んだこと:自己分析をした
自分のことは自分が一番よくわかっているという人も多いと思いますが、実際分かっている人は少ないです。私もよく分かっていませんでした。
なので、まず『自分を知る』ことをしました。「私は〇〇です」と自己分析をして、次に「キャリアの棚卸し」をしたんです。
社会人経験を振り返り、携わってきた仕事や経験してきたことを細かく書きだしていく作業。
自己分析することで、自分の「強み」「弱み」「得意なこと」「苦手なこと」が分かり、自分が『何ができるのか』『何がしたいのか』を考えることができます。
「自己分析のやり方がわからない」「自己分析って大変じゃないの?」という方に、こちらの記事で『簡単にできる自己分析の方法』を紹介しています。転職には自己分析・キャリアの棚卸しが、欠かせません!
自分の強みを知る方法として、転職サイト『リクナビNEXT』で自分の強みがわかる「グッドポイント診断」という診断コンテンツがあります。登録が必要となりますが信頼性は高いです!
こちらの記事で『グッドポイント診断』のレビューを紹介しています。参考にして頂ければと思います。↓
家族への影響

結婚をしていたので家庭を守らなければいけないという責任感から、なかなか転職に踏み出すことができませんでした。
万が一転職に失敗してしまったら、家族にも大きな影響を与えてしまうという不安が強かったんです。
取り組んだこと:奥さん「家族」に相談した
奥さんに「転職をしたい」「正社員の会社で働きたい」と相談をしました。
私の場合、結婚する前から『技術者派遣』で働いており、奥さんも将来的に「正社員」働いてほしいと思ってくれていたので、納得してもらえました。
相談不足の場合『嫁ブロック』されることも
『嫁ブロック』という言葉を聞いたことはありませんか?
自分が良いと思った会社でも、奥さんから理解されずに反対されること。
万が一『嫁ブロック』にあった場合は、「なんで反対するのか」ではなく「どうして反対するのか」を考えてみてください。
こちらの記事で、『嫁ブロックする理由』を紹介しています。もしかしたら、あなたにも原因があるかもしれません。
給与が下がることによる生活面での不安

30歳の頃の私は、「子どもが2歳」「家を購入して3年目」「車も買い替えたばかり(ローン)」の状態でした。
キャリアアップでの転職は難しく給与は下がる覚悟だったので、転職後の生活の不安があってなかなか踏み出すことができませんでした。
取り組んだこと:奥さん「家族」と計画・プランを立てた
奥さんと、月々の固定費「生活費・住宅ローンなど」を洗い出し、「将来に向けた貯蓄」はいくら必要なのかを夫婦で確認しました。
また『リスクヘッジ』をする必要があるのかも把握していきました。
起こりうる危険を予測し回避するという意味。
一人で悩まずに奥さんに相談することが、転職を成功させるカギです。
転職先での人間関係への不安「職場に馴染めるのか」

転職が失敗する一番の原因が、職場環境や人間関係なので、「転職先の職場に馴染めるか」漠然と不安になっていました。
取り組んだこと:会社の情報収集する
自分の目で直接確認しないと分からないと思い、転職活動の中で出来るだけ情報収集しその会社に自分が馴染めるかどうかを判断していきました。
こちらの記事で『職場に馴染む方法』と『人間関係を構築する方法』を、転職した私の経験を参考にして頂けたらと思います!
転職活動をする

私は30歳の時に転職活動を始め、1年後の31歳に未経験であった製造業の「正社員」に転職することができました。
『転職サイト』『転職エージェント』の利用する
『転職サイト』『転職エージェント』を両方活用して転職活動をすることが、一番良い方法です。
両方利用した私が感じたそれぞれの特徴を紹介していきます。
自分のペースで進めたい人は「転職サイト」がおすすめ
転職サイトは自分で求人を探していくため、自分の好きな時間やタイミングで転職活動が進められます。また診断コンテンツや転職に役立つ情報も多数掲載されているんです。
こちらの記事で『転職サイト利用するメリット』を詳しく紹介しています。転職活動の第一歩が転職サイトへの登録です。
初めての転職・転職のプロに相談したい人は「転職エージェント」がおすすめ
初めて転職する人は『何から始めたらいいのか』『何をしなければいけないのか』分からない人が多いです。なので転職活動の全てをサポートしてもらえる『転職エージェント』を利用することをおすすめします。
また「転職について相談したい」「悩みを聞いてもらいたい」人にもおすすめです。
こちらの記事で『転職エージェントを利用するメリット』を紹介しています。強引に企業を紹介してくることもありません。しかも、無料で『転職のプロ』がサポートしてくれるんです。
条件を絞る「優先順位をつける」

転職の失敗 = 「思っていたのと違う」「聞いた話と違う」
転職に失敗したくなかったので、求人を探す上で希望する条件を明確にして、優先順位をつけていきました。家族にも影響があるところなので奥さんと相談して決めていったんです。
『仕事内容』『休日』『給与』あなたにも希望する条件が必ずあるはずです。
自分の希望を全て叶えてくれる企業を探すことは難しいので、譲れない条件を明確にすることが転職を成功させる秘訣です。
こちらの記事で『優先順位をつけていく方法』を紹介しています。ぜひ参考にして頂けたらと思います。
中小企業を狙う

中小企業は『未経験』『年齢的』にも挑戦がしやすい会社が多くあります。
転職サイトで私は100人未満の会社を中心に調べていきました。
中小企業は不安定な企業とイメージされがちですが、業績がいい企業もたくさんあります。
中小企業で働く『メリット』もありますが、やはり『デメリット』もあります。こちらの記事で詳しく紹介しています。
私はキャリアアップを目指せる会社を探していたので、求人情報に『幹部候補募集』と記載されている企業を中心に探していました。今勤めている会社も記載されていて、『管理職』を掴むことができました。(^▽^)/
応募する前に会社を見に行く

気になった会社や興味がある会社が見つかった時、私は応募する前に会社を見に行ってました。
企業は、通勤時間が1時間以上かかる場合『心身への負担』『長期就業への懸念』『事故のリスク』『交通費の負担』が考えられるため、採用されない可能性が高いです。
私は、通勤時間が1時間かかる会社へ何社か面接に行きましたが、採用担当者から「自宅遠いですね」「1時間かかるんですか」と言われ、ごめんなさいされました。(´;ω;`)
外からでも情報収集できることはありますし、会社の場所も把握できるのでおすすめです。
応募して面接する

転職サイトで希望する条件に合った会社を片っ端から応募して面接をしてきました。『同じ職種』もあれば『未経験の職種』も含め10社近く面接をして”7社”から採用されたんです。
私は、派遣先の企業が大手企業ばかりだったこともあり、面接で「履歴書」「職務経歴書」をみた採用担当者から良い印象をもってもらえました。大手企業で働けたことは『強み』だと改めて気づいたんです。
面接の経験を積むことはメリットだらけ
面接の経験を積むことで『自分の市場価値』を知ることができ、また自分が希望している条件も面接をしていくことで優先順位が変わってくることもあるんです。
社内見学は必ずさせてもらうこと
面接が終わった後は、よほどのことがない限り社内見学をさせてもらえます。その会社で働くかもしれないので自分の目で見て判断をしてください。
こちらの記事で『社内見学で必ず見るべきポイント』を詳しく紹介しています。
自分の目で『職場環境』『仕事内容』『職場の雰囲気』をよく見て「ここで働くことが想像できるのか」「職場に馴染めそうなのか」考えてみましょう。
転職は1年でも早い方がいい
私は30歳で転職活動を始めましたが、実際は28歳ぐらいから転職について悩んでいました。2年間悩んでいただけで、何も行動していませんでした。
転職には成功しましたが、28歳で転職活動していれば「もっと求人数が多かった」かもしれませんし「もっと採用するまでの時間」が短かったかもしれませんし、不安になる部分も少なかったかもしれません。
「悩んだら」まず行動する
転職は年齢が1歳でも若い方が採用されやすいです。
「転職しようかな」「転職したいな」と悩んでいるだけでは何も変わりません。むしろ挑戦できるチャンスがどんどん減ってしまいます。
私は『転職サイト』『転職エージェント』に登録する行動をとったことで”転職”ときちんと向き合えた気がします。
転職エージェントは無料で利用できる転職支援サービスです。
あなたは転職に対する悩みや不安に押し潰されていませんか?そんな時「転職のプロ」に相談することで、少しでもあなたの不安が解消されるはず。
私は、行動した『転職サイト・転職エージェントへ登録』ことで「転職活動してる」と前向きになれ、漠然と転職に悩んでいた頃より気持ちが楽になりました。
正社員として採用してもらった

転職活動始めて1年後の31歳の時に、製造業の『正社員』として採用してもらえました。(^▽^)/
奥さんと相談して自己分析もした結果、給与は下がりるけど「未経験からキャリアアップを目指す」と決め、『製造業』を選ぶことにしたんです。
退職の準備をする

法律上は14日前に退職を申し出ればOKですが、私はお世話になった会社だったので円満に退職したいと思いきちんと計画を立てて退職の準備を進めました。
退職の流れは
- 転職先の入社日を決める。
- 会社に退職の意向を告げる。
- 派遣先の上司に退職の意向を伝える。
- 退職日までに業務の引継ぎをしていく。
- 退職する。
となります。
転職先の入社日を決める
転職先の会社と入社日の調整をします。会社は少しでも早くきてほしいと思っていますが、業務の引継ぎを考えて1ヶ月後にすることが望ましいです。
会社に退職の意向を告げる
会社に退職の意向を告げます。
必ず直属の上司「管理職」に伝えてください。役職がない先輩社員に退職を伝えても結局は、管理職の上司に伝えないといけなくなります。
引止めなどのリスクを避けるため、必ず決定事項「退職します」として伝えてください。
「転職しようと・・」など迷いや悩みのような形で伝えると、引止められ退職できなくなったり、転職先の入社日が遅れてしまうおそれがあるかもしれませんので注意してください。
派遣先の上司に退職の意向を告げる
引継ぎする業務の調整や書類等の手続きをする可能性が高いので、派遣先の会社の上司には直接伝えるようにしましょう。
その後は、派遣会社の営業が基本的には退職の準備を進めてくれます。
私の退職の場合
内定をもらった日から、2か月後に入社する計画で進めていきました。
次に派遣会社の営業に退職の意向を告げました。引き止められるか不安でしたが、あっさりと受理してもらえました。『派遣社員の退職ってこんなもんなんだ』と思ったのを覚えています。
その後、派遣先の企業の上司に退職の報告をしました。派遣先の上司の方が残念だと肩を落としていました。1か月の引継ぎをして、出社最終日はお世話になった方へ挨拶回りをしてきました。
残りの1か月は有給を消化!
有休消化中は「不安」と「期待」でいっぱいでした。(^▽^)/
転職してキャリアアップできた

右も左も分からなかった製造業へ挑戦し、がむしゃらに頑張ったことで会社から評価してもらえ徐々に昇進をしていきました。
入社から3年目に『ラインの班長』に昇進、6年目の現在は全ラインをまとめる『リーダー(管理職)』を務めることができました。
簡単ではありませんでしたが、スキルに自信がなかった私でもキャリアアップを果たすことができました。『やればできる!』です。(^▽^)/
未経験でも充分活躍できます
未経験での挑戦はやはり大変です。仕事をいちから覚えていかなければいけませんから。
しかし、派遣社員として大手企業で働けたことで『仕事の進め方』『仕事の仕方』などのスキルや経験が自然と身についていていました。
転職したことで、培ってきたスキルや経験が『武器になるんだ』と気付けたんです。
まとめ

私は、アウトソーシング業界『技術者派遣』から正社員への転職は「難しいんじゃないか」「採用してくれないんじゃないか」と勝手に自分でレッテルを貼っていました。
しかし、転職活動をしてみると自分のキャリアでも必要としてくれる会社はたくさんあることが分かり自分が思っていたものとは全く違っていました。
正社員への転職は可能です!
行動していきましょう!昔の私のように悩んでいても何も変わりません。
応援しています。頑張ってみてください。(^▽^)/
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